入れ歯安定剤は使わないほうがいい?
入れ歯安定剤を利用すべきかどうかというご質問を頂く機会は多いです。入れ歯安定剤を利用すべきかどうか迷われている患者さんに、安定剤の必要性について詳しくご紹介いたします。
入れ歯安定剤というのは入れ歯を固定するために用いるジェルのようなものですが、この入れ歯安定剤を利用するに当たっては、いくつか注意しなければいけません。入れ歯というのは本来きちんと作られていると入れ歯安定剤を利用しなくてもしっかりとお口の中に固定することができ、ものを噛むのにも困ることはありません。
しかし、入れ歯の調整を怠ってしまうと入れ歯安定剤を利用しなければ、入れ歯を固定することができず、入れ歯安定剤を使って入れ歯を固定しなければいけなくなるのです。このため、入れ歯を利用する時には、まず定期的に調整を受けているのかどうかを考える必要があります。入れ歯安定剤があったほうが安心できるという気持ちは理解できるのですが、入れ歯安定剤を利用すると骨を減らしてしまう原因になります。このため、入れ歯安定剤を使うことなく、入れ歯を利用できるように注意しなければいけません。
入れ歯を通じてお口にある程度力が加わり、圧力の刺激が加わることが非常に重要で、しっかりと力が加わり続ければお口の状態を健康に保つことができます。骨の減少はお口に加わる力が不足することで起こるので、しっかりと力が加わり続けるように注意しなければいけません。入れ歯の利用をする時には入れ歯の調整に気をつけてみましょう。入れ歯安定剤を利用しなくても済むように心がけることが何よりも大切です。
2018年10月16日 (火)
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