歯科治療の金銀パラジウム合金とは
歯科医療で欠かすことができないのが金属です。歯科で利用する金属には大きく分けてゴールド・チタン・金銀パラジウム合金という三種類があり、これらの金属を活用することで、使い勝手の良い入れ歯を作ることができたり、長持ちする詰め物や、被せ物を作ることができます。この中でも金銀パラジウム合金という合金は特に歯医者の世界で広く利用されている合金で、患者さんにとって最も身近に利用されるものだと思います。金銀パラジウム合金について一度詳しく皆さんにご紹介いたします。
金銀パラジウム合金という合金は金・銀・イリジウム・インジウムなどの様々な成分を溶融させてできた合金で、耐久性があり、歯科技工士による加工も容易というメリットがある合金です。ですが、金銀パラジウム合金はお口の中でも長い間利用することができるように様々な成分を含んでいる合金のため、アレルギーの原因になってしまうことがあり、金属アレルギーの症状が現れた際に気をつけなければいけない存在と言われています。
金銀パラジウム合金はクラウンやブリッジなどに利用することもありますし、いわゆる詰め物に利用することもある合金です。金属アレルギーではお口の中の違和感・かゆみだけでなく、全身のだるさなど様々な症状が出てきます。また、皮膚科の疾患である掌蹠膿疱症という病気の原因に歯科医療用の金属が挙げられているので、これらの症状が出てきたときには気をつけなければいけません。
2018年8月20日 (月)
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