奥歯の入れ歯を作る時に、みなさんはどのような点に注意するかご存知でしょうか。入れ歯の奥歯というのは非常に重要なポイントです。入れ歯の不具合を自分で発見するためにもある程度の知識が必要です。基本的な入れ歯の知識を身につけておきましょう。

奥歯の部分というのは顎の中でもかなり強い力が加わる部分で、食事を続ける際に欠かせないポイントです。入れ歯を利用して食事をする時には入れ歯の前歯の部分ではなく、奥歯の部分がしっかりと噛み合っている事が重要で、奥歯でものを噛んだ時に入れ歯が浮く事なく、力を加えても大丈夫な状態かどうか確認する事が大切です。入れ歯の利用を考える時には奥歯の部分に力を加えるようにして、状態の確認をしなければいけません。

この他にも入れ歯の奥歯の部分の支えがどのようになっているのかも注意したいポイントです。入れ歯の奥の部分の力を支える歯がお口の手前側にしかないのか、それともさらに奥の方に奥歯が残存し、力を支えているのかどうかでお口にかかる負担が非常に変わります。

入れ歯が外れないように固定するには、留め金やレストと呼ばれる衝撃を受け止める部分が必要になるのですが、力をお口の奥と手前の両方で支える入れ歯になっているのであれば使い勝手が良く、しっかりとものを噛む事ができます。しかし、奥歯が全てなくなってしまい、入れ歯の支えが手前の小臼歯のみしかない場合には残った小臼歯に負担がかかりやすくなってしまいます。お口の状態を観察し、残りの歯にも目を向けるようにしましょう。