部分入れ歯と総入れ歯の違い
部分入れ歯と総入れ歯というのは互いによく似ているものと思われがちなのですが、実はそれぞれ大きく異なるポイントがあり、部分入れ歯と総入れ歯についての基本的な知識を身につけておくと入れ歯の治療の選択に役立ちます。満足のいく治療を選ぶ事ができるように、基本的な知識を身につけておきましょう。
部分入れ歯というのは歯を何本か失ってしまい、まだ歯がいくつも残っている方が利用する入れ歯です。入れ歯を利用するときにはこの残された歯を土台にしてしっかりと支えになるように入れ歯を取り付け、クラスプというバネを利用して入れ歯が外れないようにストッパーをかけます。部分入れ歯はこの固定器具を利用しておかなければ外れてしまう事があり、金属のバネのクラスプがお口から見えてしまうというデメリットがあります。このような入れ歯の留め金が目立つのが嫌な場合にはノンクラスプデンチャーという入れ歯もあるので、興味がある方は歯医者に相談をして見ましょう。
総入れ歯というのは歯が全く残っていない方が利用する入れ歯で、歯が抜けて残っている歯茎をすっぽりと覆うように利用する入れ歯です。歯茎をすっぽりと覆ってしまうタイプの入れ歯で、入れ歯を固定するには入れ歯の吸着力を利用します。入れ歯の吸着力というのはお口の中の歯茎と入れ歯がきっちりとあっていて初めて得られる力です。このため、入れ歯を利用するにあたり、事前の精密な調整を受けておく事が必要です。それぞれの入れ歯は固定のやり方が大きく異なります。入れ歯についての基本を抑え、治療の選択に活かしましょう。
2018年7月9日 (月)
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